人の縁…

 

母の存命中
冬になると
毎週同じ時間に
灯油販売の車が
通りかかります。

 

キビキビとした好青年が
ポリタンクに灯油を
手際よく入れてくれます。

 

あの頃は
私は2階10畳フロアで
自分ひとりのために
ファンヒーター2台を
煌々と炊いて
灯油を消費していました。

 


母が亡くなって
私が別ルートで
灯油を購入する
ようになってから

 

車は通りかかりますが

 

あの笑顔に
接する機会が
なくなりました。

 

こういうのを
人の縁
というのでしょうか…