味って…どうつけるの?

兎に角
兎に角が
あろうが
なかろうが

料理を作った
経験が
ほとんどない。

学生時代に
アパート暮らしが
できたのは
ひとえに
世紀の大発明
インスタントラーメンの
おかげによるものだ。

先輩に譲ってもらった
電気炊飯器
なんとかご飯を炊いて
ラーメンのオカズにするか
「ご飯の生卵和え+醤油」
が関の山。

こういう子が
自分で料理を
作ろうというのは
恐ろしく無謀なこと。

母が入院して
外食に飽き
弁当に飽き
惣菜に飽きて
自分で作ろうと
考え始めた
最初の頃

冷蔵庫にあった
袋入りのうどん

袋の後ろの作り方
鍋に湯を沸かして
うどんを入れ2分
味をつけたら…

味って…
どうつけるの?

というレベル
から始まった。